たぶん個人的な詩情

本や映画の感想、TRPGとか。

たぶん個人的な詩情

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【読書感想】岡本綺堂「山椒魚」――女学生の死と山椒魚。木曾の旅籠屋、匂い香り立つ探偵小説。

山椒魚を扱った小説と言うと、まず井伏鱒二の「山椒魚」が頭に浮かぶ。岩屋から出られなくなった山椒魚の悲嘆を描いた作品だが、実際本作の感想の中にも、井伏のものと勘違いして読んでしまったとの感想が多い。 またこちらは未読だが、コルタサルにもずばり…

【DX】電子書籍フェアの話と『DX3でわかる現代ものRPG』の感想――現代ものとファンタジーものの違い。

ここ最近、サンプルシナリオやシナリオクラフトのGMをしていたせいか、『DX3』 のGMモチベが高まっておりまして、シナリオはもちろん、キャンペーンを作りたい欲がいつになく高いんですよね。 追記:本記事にて触れている電子書籍フェアは終了しました。(7/…

【今週のお題】寿司とお通夜と親不知。

今週のお題は「寿司」とのことなのだが、いきなり寿司と言われても、何を書けば良いのやら皆目見当が付かない。好きなネタについて書けば良いのか、あるいは良く行く回転寿司チェーンについて書けば良いのか。 と、このお題を見かけた時はそんなことを思った…

【ドラマ】ウルトラセブン17話「地底GO!GO!GO!」――地底都市と謎のロボット。素材は良いが少し惜しい、そんな作品。

録画していた『ウルトラセブン』「地底GO!GO!GO!」を見た。怪獣・宇宙人枠としてはユートム、メカニックとしてはマグマライザーと言った見所のある回だが、この回はまずウルトラセブンことモロボシ・ダンが姿を借りた地球人、薩摩次郎の登場回として有名だろ…

【読書】大阪圭吉「デパートの絞刑吏」――落下した絞殺死体の謎。作りは王道、真相は独特。

スマホに入れていたキンドルのアプリを数カ月ぶりに開いてみたところ、見慣れぬ作品がライブラリからこちらを見ていた。サムネを見る限り、どうやら青空文庫の一冊のようだが、ダウンロードした覚えはない。 いや、それはいささか誇張してしまった。記憶は不…

【今週のお題】住みたい場所、夏の長野に思いを馳せて。

今週のお題は「住みたい場所」とのこと。「何も気にせず選べるとしたら」と書かれてはいるものの、夢物語が過ぎてもイメージが不鮮明で語りようがないのもまた事実。 例えば私は子どもの頃からヨーロッパ、中でも東欧や中欧、北欧への憧れが強かったんですが…

【ドラマ】古畑任三郎「VSクイズ王」――芸術点の高い揚げ足取りとメタ的盲点。

いつの頃からか、Androidのホーム画面を右にスワイプすると、ユーザーの目を引く各種ニュースが一覧で表示されるようになりました。どうやらこれは「Discover」と呼ばれる機能のようで、暇を見ては漫然と記事を読むような日々を送っています。 で、先日たま…

【ラノベ】『ロールプレイングワールド』――異世界で能力を授けられた高校生たち。果たして彼らは元の世界に帰ることが出来るのか。

一昔前のライトノベルを読んでいると、続編や結末が描かれないままに終わりを迎えてしまった作品と出会うことがままあります。それが打ち切りに値する程度の作品だと断じてしまえるのなら話は簡単なんですが、打ち切られたことに一抹の寂しさを感じてしまう…