はじめに
ここ最近、自分にしては意識の高い(?)作品の感想ばかり書いておりまして*1、その甲斐あってか、ありがたいことに先日、はてなブログのトップ、「きょうのはてなブログ」にこちらの記事が掲載されました。
その結果、普段からは考えられないほどにアクセス数が増えたのはもちろん、驚くべきことにこのブログの読者の方の数がめちゃくちゃに増えました。ありがとうございます、と選んでくれたはてなブログの方、並びに登録してくれた方々にはこの場で感謝の気持ちを伝えたいと同時に、いつもはそんな真面目な感想なんて書いてないんです……と、申し訳なさで戦々恐々としております。
というのも、4年強このブログを続けてはいますが、ここだけの話、このブログで一番総アクセス数の多い頁は『ハウス・シャーク』というB級以下のクソ映画(誉め言葉)の感想記事だったりするんですよね。
家に出没するサメ、ハウスシャークを退治すべく立ち上がった男たちの活躍を描いたパニック映画、ではなく、お遊戯会レベルの演技と演出と設定で殴りかかって来る最高のコメディである『ハウス・シャーク』。
好き嫌いは分かれるものの、刺さる人には刺さるので興味と気の迷いがあれば是非見て欲しい作品なんですが、それはさておき、最近は他の記事にもアクセスして貰えるようになってきたとは言え、アクセス数が少ない時期の悲しみを癒してくれたのはこの記事へのアクセスでした。
4年前の記事ながら未だにアクセスも多く、この記事がなければモチベ不振でここまでブログなど続けられなかったかも知れません。大げさではありますが、このブログは『ハウス・シャーク』もといサメあってのブログ、サメに助けられて来たブログなわけです。
企画概要
というわけで(というのは嘘でただの思い付きなんですが)、いい機会(?)ですし今月から一年間、この世の全てのサメ(と読んでくれている方々)への感謝を込めて、ひと月一本感謝の「サメ」感想企画を始めていきたいと思います。
増えた読者の方を一気に振り落としかねない選別企画なわけですが、自分に嘘は付けないので自己開示の意味も込めてこの企画を始めます。無理して書き続けるくらいなら好き放題やった方が良いということは件の『書く習慣』を読んで学びました。
ですので、合わなければブラウザバック、もし興味があるならこの一年間を楽しんでいただければ幸いです。
さて、話を戻して早速肝心の企画についてです。扱う作品はサメに関するものであればルール無用の何でもあり。映画はもちろん、本やテレビ番組など、様々な媒体の「サメ」の感想を書いて行ければと思っています。
ただし、サメと名前が入っているからと言って、大沢在昌氏の「新宿鮫シリーズ」のような変化球はなし。またサメが登場するから「007」シリーズをサメ作品として扱うようなこともしません。企画では直球のサメ作品のみを取り扱うこととします。
そしてつまらなかった作品を数合わせとして用いることもせず、同媒体の作品を続けて取り扱うこともしないよう努力します。というのも、そうでもしなければいくらでもアマプラに溢れるB級サメ映画だけで感想を量産できてしまいますからね。
というわけでルールはこちら。
・月1でサメ作品の感想をアップ(計12本)
・取り扱うのは面白いと思った作品のみ
・二か月連続同媒体の感想はNG
・サメがメインの作品のみ
本当なら、それこそ一か月毎日更新、あるいは少なくとも週一更新で数ヶ月、と行くのがこの手の企画としては正解なんでしょうが、まあ無理な目標は立てません。実際、月に一本ブログを挙げることすら安請け合いできない現状ですし、自分としては頑張っている方でしょう。
さて、そんな記念すべきサメ企画第一回は、明日の夜に上げる予定です。感想を書くのはサメにまつわるパニック小説。サメ映画はクソほどの数あれど、小説というのは地味に珍しいと思いますので、気になる方は明日の記事を読んでみてください。
おわりに
というわけで、早速明日からサメ企画開始です。企画を選りすぐりの作品の感想だけで書き終えるべく、とりあえずこの一年はサメ作品に目を光らせる生活を送って行こうと思います。
ただし今回の企画で扱っていく作品こそが自分にとって最高のサメ作品、というわけではなく、「人生のフルコース」*2というわけでもありません。あくまでその時の思い付きに左右された十二本となります。いつかそんな至高のラインナップを紹介できれば最高ではありますが、その点はご理解ください。
最後に余談。最近『鬼滅の刃』のアニメが再び始まったということで、その人気にあやかり「十二鬼月」*3ならぬ「十二鮫月」(ジュウニコウヅキ?)なんてのを企画名に付けたら何だか格好良い気がしましたが、気の迷いが過ぎるのでやめました。十二本書く前に終わってしまっても縁起でもないですし。
と、最後は話が逸れましたが、今回はサメ企画の概要記事でした。別に企画についてわざわざこうして記事を書く必要はなかったものの、今後書いて行く感想に一々サメ企画の概要を書くのも面倒ですし、企画概要の記事を設けることにしました。
元々は明日上げる予定の小説の感想を書いている際に、「サメ」をテーマに記事を書いていくのは面白そうだな、と思ったのが一つのきっかけでした。ブログなんかを書いている方なら分かると思いますが、自由に書くよりも逆に縛りがある方が書きやすかったりする時もあるんですよね。
そうした需要を満たすための「今週のお題」だと思いますし、考えてみればこの企画もはてなブログを通して「お題」にした方が良かったのかも知れない、と思いつつ、影響力も皆無なのでやりません。意気揚々とお題を書いて誰も書いてくれなかったら悲しいですからね。
では、最後は自分自身のフットワークの重さと見栄っ張りの性根なんかを嘆きつつ、今回はこの辺で。
*1:古い方から順に『スマホ脳』『あまくない砂糖の話』『書く習慣』。
*2:『週刊少年ジャンプ』で連載されていたグルメバトル漫画『トリコ』にて、美食屋が自身の集大成として選び抜いた至高のフルコースのこと。オードブル、スープ、魚料理、肉料理、メインディッシュ、サラダ、デザート、ドリンクの8つからなる。インターネットでよくネタにされている「お前は トリコ?」の一コマは、このフルコースの進捗についてトリコに尋ねた際のもの。決してトリコかどうかを尋ねたわけではない。
*3:漫画『鬼滅の刃』に登場する敵、鬼舞辻無惨が率いる鬼の中でも最強の十二人の名称。当初月にあやかって上弦と下弦それぞれ6人に分かれていたのだが、下弦の不甲斐なさにお怒りになった無惨様によって下弦は突如として解体されてしまう。「縁起でもない」とはこのエピソードに由来する。