たぶん個人的な詩情

本や映画の感想、TRPGとか。

たぶん個人的な詩情

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2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画感想】『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』――少女から大人へ。人として人を殺すと言うこと。

創作にばかり触れていると、つい人の命の重さを忘れそうになる時がある。主人公の放った銃弾に倒れる敵。天変地異に巻き込まれ、数字で処理されてしまう被災者。ファーストネームだけが設定され、早々に退場する仲間A……。 映画においては端役に過ぎない役割…

読書:『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』――今の自分を認めてあげたくなる一冊。

この本のタイトルを始めて見かけた時のことを未だに覚えている。それは確か、本屋で平置きの本を眺めている時のことだった。 感じたのは、鈍器で頭を殴られたかのような衝撃と、ある種の嫉妬。誠におこがましいことだが、文章を生業にしたいと一度でも考えて…