たぶん個人的な詩情

本や映画の感想、TRPGとか。

【ドラマ】古畑任三郎「VSクイズ王」――芸術点の高い揚げ足取りとメタ的盲点。

いつの頃からか、Androidのホーム画面を右にスワイプすると、ユーザーの目を引く各種ニュースが一覧で表示されるようになりました。どうやらこれは「Discover」と呼ばれる機能のようで、暇を見ては漫然と記事を読むような日々を送っています。 で、先日たま…

【ラノベ】『ロールプレイングワールド』――異世界で能力を授けられた高校生たち。果たして彼らは元の世界に帰ることが出来るのか。

一昔前のライトノベルを読んでいると、続編や結末が描かれないままに終わりを迎えてしまった作品と出会うことがままあります。それが打ち切りに値する程度の作品だと断じてしまえるのなら話は簡単なんですが、打ち切られたことに一抹の寂しさを感じてしまう…

【ドラマ】ウルトラセブン「怪しい隣人」――マシスンで乱歩的な『裏窓』。山本廉の名演が光る一作。

今さらの話題となって恐縮ですが、今年の4月よりNHKのBSプレミアムにて『ウルトラセブン』の4Kリマスター版の放送が開始されました。 m-78.jp ウルトラマンと言えば「ティガ」「ダイナ」「コスモス」。仮面ライダーと言えば「クウガ」「アギト」「龍騎」…

【読書】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』――人類はスマホに適応できたのか。

スマホに脳の進化は追いついているのか。本書が全編を通して投げかけている疑問はまさしくこれだ。「スマホ脳」と言うタイトルから、私はてっきりスマホを中心としたデジタル社会の誕生によって、使用者の脳はどのように変化してきたか、そして変化してしま…

【読書】松村一男『神話学入門』――マックス・ミュラーからキャンベルまで。神話学の手引きとして最良の書。

馴染みはあるようで、よくよく考えてみるとあまり聞き覚えのない学問、神話学。本書は著者の考える代表的な神話研究者の思想と業績を説明するとともに、神話が学問としてこれまでどのように扱われてきたかを明らかにした一冊である。 正直言って、この本は良…

【読書】『ハラサキ』――生まれ故郷へ失われた記憶を求めて。ゲーム的であることの功罪。

多種多様。角川ホラー文庫に対するイメージはまさにこの言葉に尽きます。ラノベ調の軽めのものから日本を代表する硬派なホラーまでより取り見取り。ホラー系の作品が読みたい時、取り合えず選択肢に挙がるレーベル。それが角川ホラー文庫だと思います。 で、…

【映画】『禁断の惑星』――すべてのSF映画は本作に通ず(?)な古典的傑作SF。

先日、BSプレミアムで放送されていた『禁じられた惑星』を見ました。「お噂はかねがね…」と言った感じで、存在は知っていたものの見たことがなかった本作、特段事前知識も入れずに軽い気持ちで見始めたわけですが、これがまた面白かった。 いや、面白かっ…

【Switch】Switchを購入して数ヶ月、十数年ぶりにゲーム機を買って遊んでいるアラサーの感想とか、購入理由とか、買った周辺機器とか。

タイトル通り、年始に「Nintendo Switch」を購入しました。昨年から興味はあったものの、品切れや転売による高騰が続いており買うに買えなかったこの商品。 知人と通話していた際にたまたま話題に挙がり、調べてみるとAmazonで定価で販売していることが判明…