たぶん個人的な詩情

本や映画の感想、TRPGとか。

たぶん個人的な詩情

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【読書感想】モーリス・ルブラン『怪盗紳士リュパン』――怪盗の原点ここにあり。ルパン初の短編集を創元推理文庫で読む。

はじめに 私の悪癖の一つに、同ジャンルの作品に触れるなら、なるべく古いものから、と言うものがあります。特にSFとミステリ小説に対してはその傾向が強く、新作を読むのが疎かになってしまっている理由があるとすれば、この癖が原因の一つです。 ミステ…

【映画感想】『天使のたまご』――押井守初鑑賞の私が考える、天使のたまごとは何だったのか。なぜ理解できない作品を最後まで見てしまうのか。

はじめに 押井守監督によるOVA、『天使のたまご』を劇場で観てきた。行ったのは有楽町駅の近くにある丸の内ピカデリー。作品自体初めてだったし、思えばドルビーシネマで映画を観るのも初めてだった。 もっと言えば、押井守監督作品をまともに観るのも初めて…

【映画感想】『劇場版チェンソーマン レゼ篇』――正解に次ぐ正解。最高の原作をもとにした最高の劇場アニメ。

はじめに 気付けば観に行ってから数週間経ってしまっているのですが、今回は絶賛公開中の『劇場版チェンソーマン レゼ篇』の感想です。 www.cinematoday.jp 情報が更新される度に興行収入がぐんぐんと伸びていくこちらの映画、それも当然だよなあと思える面…

【読書】第65回神田古本まつり戦利品紹介。前々から欲しかったSF、初めて見知った謎本などなど【今週のお題~最近ゲットしたもの~】

はじめに 今週のお題は「最近ゲットしたもの」とのこと。お題の説明は以下の通り。 貰い物やお買い物、はたまた偶然手に入れたものまで。最近手に入れたものについて教えて下さい! 今週は「最近ゲットしたもの」をテーマに、みなさんのエントリーを募集しま…

【読書感想】フィリップ・K・ディック『ウォー・ヴェテラン』――今はなき現代教養文庫より、佳品の揃ったディック中短編集。

はじめに 8月に開催されていたブックオフの35周年祭にて、計51冊の本を買い込んだことは下記の記事にて書きました。気付けばあれから既に二カ月が経ち気付けばもうすぐ11月。bine-tsu.com 時間の流れが早く恐ろしさを感じるばかりですが、このシーズンならで…

【読書感想】今野國雄『修道院―祈り・禁欲・労働の源流―』――修道院制の成立から発展、変遷の背景までが分かる入門書的一冊。

はじめに 人生が5回あっても同じ人を好きになるほど一途ではないかもしれないが、それくらい人生があったなら、一度くらいはキリスト者としての道を選んでいたのではないかと思っている。 それも在俗の信徒ではなく、修道院に入るような形での信仰の道。何…

【読書感想】津野田興一『世界史読書案内』――高校世界史の理解を深めるブックガイド、その数90冊以上。高校生向けだが大人でもためになる世界史の道案内。

はじめに 先日ミネルヴァ書房の『「世界史」の誕生』を読んだ。その内容はと言えば、ヨーロッパ中心のいわゆる「世界史」がいつどのように生まれ、その後根付いて行ったのかを十七世紀頃から振り返っていくものとなっている。 良い意味で地に足の着いた書き…

【読書雑記】ブックオフ35周年祭の戦利品。回った店舗は全6店舗。買った本とか理由とか。掘出し物はまさかのサンリオSF文庫。

Copilotで作ったサムネイル。本の題名の謎文様に「味」がある。 はじめに 遡ること二週間前、8月14日から17日の4日間、ブックオフでは35周年を記念して本全品20%オフのセールが行われていました。一応、セール対象はアプリ会員限定ではあったものの、アプ…