たぶん個人的な詩情

本や映画の感想、TRPGとか。

たぶん個人的な詩情

MENU

映画:『地獄の黙示録 ファイナル・カット』――ここが終着点。

不要不急の外出は避けるように。そんなお達しが厚生労働省からあったわけですが、流石にこれを見逃したら悔いが残ると思い、先日映画館へ行ってまいりました。 場所はTOHOシネマズ新宿。平日の昼間とあって人は少なめかと思いきや、思いのほか人が多く、中で…

【読書感想】秋吉理香子『暗黒女子』――ある少女の死にまつわる六つの物語。多角的な視点から見えてくる少女の姿とは。

暗黒女子 (双葉文庫) 作者:秋吉 理香子 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2016/06/16 メディア: 文庫 名門女子高で、最も美しくカリスマ性のある女生徒・いつみが死んだ。一週間後に集められたのは、いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。ところ…

【ミリシタ】「ミリシタ感謝祭2019~2020」感想&感謝祭打ち上げガシャ結果

1月19日に行われた「ミリシタ感謝祭2019~2020」。幸運にも抽選に通っており、当日は生でステージを見ることができました。昨年同様ニコニコ動画はもちろん、ミリシタアプリ内からもリアルタイムで視聴することが出来たわけですが、せっかく現地参加できたわ…

読書:王銘琬『棋士とAI――アルファ碁から始まった未来』――プロ棋士によるAI時代の人間像。

昨年末に発表されたイ・セドル氏の引退は、末端の囲碁ファンである私*1にとっても一つの時代の終わりを感じさせられる出来事でした。彼は辞表を提出した際のインタビューにおいて、越えられない壁として立ちはだかるAIの存在について触れたようです。 Google…

【読書感想】加門七海『祝山』――もう肝試しなんてしない。思わずそう決意を固めたくなる実話怪談風ホラー。

はじめに 海外の怪奇小説は好んで読むのに対し、国内のホラー作品はあまり読んだことがありません。食わず嫌いと言うのもありますが、それ以上に読むのが怖いと言うのが大きな理由として挙げられます。何を馬鹿なと思われるかもしれませんが、海外ものはあく…

読書:D・プレストン&L・チャイルド『レリック』――質の高いB級作品はB級なのだろうか。

たまたま手に取った本が予想以上に面白いと何だか幸せな気分になってしまう。そんなちょろさを久々に発揮させられたのが、今回感想を書いて行く『レリック』です。落差が恐いため、普段はあまり期待せず作品に臨むことにしているんですが、本作はそんな保険…

【スクスト】天音とリョウコちゃんの《聖導変身》シリーズ実装。

2019年も残すところ後わずかですが、スクストにて個人的に語っておきたいネタがやってきたので今回はそのことについて。 【EXR新シリーズ初登場!!】第3のEXR《星導変身》シリーズがついに登場モシュ!天音ちゃん&リョウコちゃん《二人一組》という驚きのメモ…

【映画感想】『ハウスシャーク』――最低で最高の馬鹿サメ映画。家に出没するサメ退治に奔走する男たちを描いた痛快(?)コメディ。

はじめに B級映画の代名詞、サメ。出来不出来はさておき、多くのサメ映画がパニック映画としての矜持を持って作られる中、今回感想を書いて行く『ハウス・シャーク』は、そんな申し訳程度のパニック要素を排し、最初から笑いに舵を取っている意欲作です。 …