ヘシオドスの『仕事と日』を読んだ。正直言って、この偉大なる古代ギリシアの詩人について知っていることはほとんどなかった。彼の手によるとされる二つの作品についても、受験で覚えた以上のことは何も知らない。 この詩を読もうと思ったきっかけにしても、…
はじめに クトゥルフ神話初心者にどの一冊を勧めるか。この問題については読者各人それぞれご意見をお持ちのことだと思います。私自身この問題については長年聞かれてもいないのに考えてきました。 創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』は初版の刊行から50…
暦を見れば8月も既に半分が過ぎ、気付けばお盆も終わっていた。海外においてゴーストストーリーが冬の風物詩なのに対し、日本の怪談の季節と言えば夏をおいて他にはない。下記の記事によれば「涼み芝居」と称して幽霊の出る演目を歌舞伎で上演したのが夏に…
つめたいアレの季節と言うことで、今週のお題は「好きなアイス」だそうだ。実際、夏ほどアイスの似合う季節はないと思う。寒い冬の日、暖房の効いた室内で食べるアイスも乙なものだけど、やはりアイスと言えば夏、夏と言えばアイスだろう。 うだるような暑さ…
はじめに 山椒魚を扱った小説と言うと、まず井伏鱒二の「山椒魚」が頭に浮かぶ。岩屋から出られなくなった山椒魚の悲嘆を描いた作品だが、実際本作の感想の中にも、井伏のものと勘違いして読んでしまったとの感想をよく見かける。 またこちらは未読だが、ア…
ここ最近、サンプルシナリオやシナリオクラフトのGMをしていたせいか、『DX3』 のGMモチベが高まっておりまして、シナリオはもちろん、キャンペーンを作りたい欲がいつになく高いんですよね。 追記:本記事にて触れている電子書籍フェアは終了しました。(7/…
今週のお題は「寿司」とのことなのだが、いきなり寿司と言われても、何を書けば良いのやら皆目見当が付かない。好きなネタについて書けば良いのか、あるいは良く行く回転寿司チェーンについて書けば良いのか。 と、このお題を見かけた時はそんなことを思った…
録画していた『ウルトラセブン』「地底GO!GO!GO!」を見た。怪獣・宇宙人枠としてはユートム、メカニックとしてはマグマライザーと言った見所のある回だが、この回はまずウルトラセブンことモロボシ・ダンが姿を借りた地球人、薩摩次郎の登場回として有名だろ…